■相模原市緑区中山間地域の現状
(1)中山間地域一般に言えることですが、相模原市緑区の津久井地域でも人口減少の波は止まらず、空き家が増えています。
(2)既存住宅は低層の木造住宅が多く、かつ住宅価格、地価が圧倒的に安い。にもかかわらず、中古住宅、土地ともになかなか動いていません。
(3)中山間地域に属しながら、東京都心からのアクセスはすぐれています。これは大きな立地上の利点になっています。

■事業対象地域の潜在力
(1)神奈川県相模原市緑区にある津久井地域は、東京都心から50~60キロ圏に位置し、中山間地域に属しながらも、都心から電車で約1時間というアクセスのエリアです。それでいて同様の距離圏になる伊勢原市、茅ケ崎市、平塚市などと比較して地価が安価です。
(2)津久井湖、相模湖をはじめとする水源地としての機能を持ち、日本の原風景である里山が広がり、豊かな自然環境に恵まれた地域です。
(3)旧藤野町を中心にまちづくり計画の一環で進めてきた「藤野ふるさと芸術村構想」を機に、数多くのアーティストが移り住み、工房、ギャラリーなどアートに関わる施設が多数存在するエリアでもあります。また、パーマカルチャー、ロハス的なライフスタイル、オルタナティブな教育を求める移住者も多く、イベントも多様で多彩、コミュニティにも活気があります。

 

 

藤野の暮らしについて

暮らし

新宿からJR中央線で約70分。中央自動車道、相模湖インターから5分。

都心からのアクセスがよい場所で、しかも相模湖、陣馬山などがあり、豊かな自然とともに暮らせる場所です。

大きなスーパーはありませんが、夜は暗く星がよく見えるようなところです。

山と畑に囲まれた田舎暮らしができます。

もともと、各集落の地元自治会のコミュニティがあります。

戦争中は、藤田嗣治や猪熊弦一郎など著名な芸術家が疎開して、地元の方と交流がありました。

その後、移住者が増えはじめ、1986年神奈川県の藤野ふるさと芸術村構想のプロジェクトが始まりました。

1996年にはパーマカルチャーセンタージャパンの拠点にもなりました。2005年には三鷹よりシュタイナー学園が移転し、学校法人として創設されました。

先進的な取り組みや活動が盛んで、地域通貨など、多様なコミュニティが町を楽しくしています。

市民主催のイベントが多く、地域の特性を生かした、陶器市やお散歩展、ビオ市/野菜市、村歌舞伎など、週末にはどこかで何かが開催される状況です。

 

自然

忍野八海を水源とした桂川から相模川、相模湖。山の谷間の集落。

里山の暮らしがかつてありました。養蚕、炭焼きの名残があります。

萌芽、新緑、濃い緑、紅葉、雪化粧。

四季おりおりに変わる山の風景を楽しめます。

散策したり、畑仕事を楽しんだり。

自然とともに暮らせる環境です。